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海外メディアが報じる日本

日本の基本給上昇率が安定推移、日銀利上げ路線を後押し

【概要】日本の基本給の伸び率が安定的に推移しており、日本銀行が追加利上げを継続する根拠となっている。賃金上昇の持続性が確認されたことで、金融政策正常化への道筋がより明確になった。

【詳細】厚生労働省が発表した毎月勤労統計によると、所定内給与(基本給)の上昇率は前年同月比で堅調な伸びを維持した。2024年の春闘で実現した大幅賃上げの効果が継続しており、企業の賃金改定が着実に進んでいることを示している。日銀の植田和男総裁は、持続的な賃金上昇を利上げ判断の重要な条件として繰り返し言及してきた。

【背景・影響】日銀は2024年3月にマイナス金利政策を解除し、同年7月には追加利上げを実施。今回の賃金データは、2025年以降のさらなる利上げを支持する材料となる。高市早苗首相の経済政策との整合性も注目される。

AIの視点

🇺🇸 アメリカのBloombergは、日本の賃金動向を日銀の金融政策決定に直結する重要指標として報じている。長年のデフレから脱却しつつある日本経済の構造変化に注目し、利上げサイクルが本格化する可能性を強調している。
🇯🇵 日本では、賃上げの恩恵が大企業から中小企業、正社員から非正規雇用へと広がっているかが焦点となっている。物価上昇に賃金上昇が追いついているかどうか、実質賃金の動向に対する関心が依然として高い状況だ。
🔍 背景として、日本は約30年にわたり賃金がほぼ横ばいで推移してきた「賃金停滞」の時代があった。日銀が注視する「賃金と物価の好循環」とは、賃金上昇→消費拡大→企業収益向上→さらなる賃上げという経済の好循環を指し、持続的なインフレ目標2%達成の鍵とされている。

元記事: Bloomberg