日本とフィリピンが新たな防衛協定に署名、中国の海洋進出強化に対抗
【概要】日本とフィリピンが新たな防衛協定に署名した。両国は中国による南シナ海および東シナ海での海洋進出強化に対抗するため、安全保障協力を深化させる。
【詳細】この協定により、両国は共同訓練の拡大、防衛装備品の移転、情報共有の強化などで協力を進める。フィリピンは南シナ海で中国との緊張が続いており、日本も尖閣諸島周辺での中国公船の活動増加に直面している。高市早苗首相は就任以来、インド太平洋地域での多国間安全保障協力を推進しており、今回の協定はその一環となる。
【背景・影響】日比両国は2024年に訪問部隊地位協定(VFA)の交渉を進めてきた経緯がある。今回の防衛協定は、米国を中心とする同盟ネットワークの強化という文脈でも重要であり、中国の「第一列島線」戦略への対抗として地域の安全保障環境に影響を与える可能性がある。
AIの視点
🇺🇸 アメリカでは、日比防衛協定を「自由で開かれたインド太平洋」構想の具体的進展として好意的に報じている。特に米国の同盟国同士が直接的な防衛協力を強化することで、米軍の負担軽減と地域抑止力の向上につながると分析されている。
🇯🇵 日本では、フィリピンとの安全保障協力強化は概ね歓迎される見通しだ。ただし、自衛隊の海外活動拡大に伴う憲法上の制約や、中国との関係悪化を懸念する声も一部にある。経済界からは中国市場との関係維持を求める意見も根強い。
🔍 背景として、中国は南シナ海の約9割を自国領と主張する「九段線」を根拠に人工島建設や軍事拠点化を進めてきた。2016年の国際仲裁裁判所判決は中国の主張を否定したが、中国はこれを無視している。日比協定は、こうした「力による現状変更」への対抗策として位置づけられる。
元記事: ABC News