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日本、中国依存脱却へ海底資源開発に本格着手

【概要】日本が中国へのレアアース依存を減らすため、自国周辺海域の海底資源開発に本格的に乗り出していることが報じられた。

【詳細】日本は現在、レアアースなど重要鉱物の多くを中国からの輸入に頼っている。しかし、地政学的リスクや供給途絶の懸念から、日本政府は南鳥島周辺などの排他的経済水域(EEZ)に存在する海底鉱物資源の探査・開発を加速させている。海底にはコバルトリッチクラストやマンガン団塊、レアアース泥などが豊富に存在することが確認されており、これらは電気自動車のバッテリーや先端技術製品に不可欠な素材である。

【背景・影響】中国は世界のレアアース生産の約6割を占め、過去には日本への輸出を制限した経緯もある。海底資源の商業化には技術的課題とコストの問題が残るが、成功すれば日本の資源安全保障は大きく改善される可能性がある。

AIの視点

🇺🇸 オーストラリアのABCは、日本の海底資源開発を中国への戦略的対抗措置として位置づけて報じている。特に、同盟国である日本が資源自給率を高めることは、インド太平洋地域全体のサプライチェーン強靭化につながるとの見方を示している。
🇯🇵 日本では資源小国としての危機感から、海底資源開発への期待が高い。2010年の尖閣諸島問題時に中国がレアアース輸出を制限した経験は今も記憶に新しく、「脱中国依存」は国民の支持を得やすいテーマである。一方で、商業化までの道のりの長さを懸念する声もある。
🔍 背景として、レアアースは希土類元素とも呼ばれ、スマートフォンや電気自動車、風力発電機など現代のハイテク製品に不可欠な17種類の金属元素を指す。日本のEEZ内の海底には世界需要の数百年分に相当するレアアース泥が存在するとの調査結果もあり、技術開発と採算性の確保が今後の鍵となる。

元記事: abc.net.au