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世界最大の原発・柏崎刈羽、15年の停止を経て再稼働へ

【概要】新潟県にある東京電力柏崎刈羽原子力発電所が、約15年ぶりに再稼働する見通しとなった。同発電所は全7基で総出力821万キロワットを誇り、単一サイトとしては世界最大規模の原子力発電所である。

【詳細】柏崎刈羽原発は2007年の新潟県中越沖地震で被災し、その後2011年の福島第一原発事故を受けて全基が停止していた。東京電力はテロ対策の不備などで原子力規制委員会から事実上の運転禁止命令を受けていたが、2023年末に解除された。高市政権はエネルギー安全保障と脱炭素の観点から原発再稼働を推進しており、地元新潟県との協議も進展している。

【背景・影響】日本は福島事故後、原発依存度を大幅に下げたが、ロシアのウクライナ侵攻に伴うエネルギー価格高騰や2050年カーボンニュートラル目標を背景に、原発回帰の動きが加速している。柏崎刈羽の再稼働は東京電力の経営再建にも直結する重要案件である。

AIの視点

🇺🇸 アルジャジーラは「世界最大の原発」という規模感と「15年間の停止」という長期間を強調し、福島事故後の日本の原子力政策転換として報じている。エネルギー安全保障と安全性のバランスという観点から、国際的な関心事として取り上げている。
🇯🇵 日本では、電気料金高騰に苦しむ家庭や企業からは再稼働を歓迎する声がある一方、福島事故の記憶が根強い地元住民や反原発団体からは強い反発が予想される。特に新潟県は避難計画の実効性や東電への不信感から、慎重な姿勢を示してきた経緯がある。
🔍 背景として、日本の原発は福島事故前に電力の約30%を供給していたが、事故後は一時ゼロまで低下した。現在は12基が再稼働しているが、事故前の54基体制には程遠い。柏崎刈羽は首都圏への電力供給を担う戦略的施設であり、その再稼働は日本のエネルギー政策全体に大きな影響を与える。

元記事: aljazeera.com