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岡山・西大寺「はだか祭り」で6人負傷、3人が意識不明

【概要】岡山市の西大寺観音院で開催された伝統行事「はだか祭り」で、参加者6人が負傷し、うち3人が意識不明の状態で搬送された。約1万人がふんどし姿で宝木を奪い合う中、群衆の圧力で倒れたとみられる。

【詳細】2月21日夜、西大寺会陽(えよう)として知られる「はだか祭り」が行われた。午後10時頃、堂内の照明が消され、住職が「宝木(しんぎ)」と呼ばれる神聖な木片を群衆に投げ入れると、約1万人の男性が一斉に殺到。その混乱の中で40代から50代の男性3人が意識を失い、他3人も負傷して病院に搬送された。命に別状はないとされる。警察と消防が当時の状況を調べている。

【背景・影響】西大寺会陽は500年以上の歴史を持つ奇祭で、宝木を手にした者にはその年の福が授かるとされる。近年は参加者の高齢化や安全管理の課題が指摘されてきた。今回の事故を受け、来年以降の運営体制の見直しが避けられない。

AIの視点

🇺🇸 NHK WORLDの英語版では「naked festival」という直訳的な見出しで報道され、海外メディアも「loincloth chaos(ふんどしの混乱)」と表現。欧米の読者には毎年この時期に話題になるエキゾチックな祭りとして消費されがちだが、今年は負傷者の深刻さから安全管理への疑問を投げかける論調が目立つ。
🇯🇵 日本国内では「会陽」の名で親しまれ、岡山の冬の風物詩として定着している。2020年のコロナ禍で一時中止になった後、再開時に参加人数の制限が議論された経緯がある。伝統行事の継続と参加者の安全確保をどう両立させるか、地元では毎年のように課題として上がる。
🔍 西大寺会陽は室町時代の1510年頃に始まったとされ、正式名称は「修正会(しゅしょうえ)」の結願行事。「宝木」は長さ約4cm、直径約1cmの柳の木片2本一組で、これを奪い合う行為自体が祈祷の一環にあたる。群集事故のリスクは祭りの構造上つきまとい、2004年にも圧死事故が起きて以降、整理員の増員や参加区画の分割などの対策が講じられてきた。

元記事: www3.nhk.or.jp