海外報道ウォッチ

海外メディアが報じる日本

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全 426 件の記事

🇺🇸phys.orgテクノロジー

2011年東日本大震災、地下の粘土層が揺れを増幅させていたことが研究で判明

【概要】2011年3月11日に発生した東日本大震災(マグニチュード9.0)について、海底に隠れていた粘土層が地震の揺れを増幅させ、被害を拡大させていたことが最新の研究で確認された。 【詳細】研究チームは、日本海溝付近の海底下に存在する特殊な粘土層「スメクタイト」が、プレート境界の摩擦を極端に低下させたことを発見した。この粘土層は水を含むと非常に滑りやすくなる性質を持ち、地震発生時に断層が通常よりも大きく、長く滑ることを可能にした。その結果、海底が最大50メートルも隆起し、巨大津波を引き起こす原因となった。 【背景・影響】この発見は、世界各地の沈み込み帯における地震リスク評価の見直しにつながる可能性がある。粘土層の分布を把握することで、将来の巨大地震の規模予測精度が向上し、より効果的な防災対策の立案に貢献することが期待される。

🇬🇧Financial Times経済・ビジネス

日本の「タンス資産」90兆円?戸棚の奥に眠る巨大な富

【概要】Financial Times紙は、日本の家庭に眠る未活用資産が約5800億ドル(約90兆円)に達する可能性があると報じた。これは「タンス預金」として知られる現金貯蓄に加え、戸棚や押入れに眠る貴金属、ブランド品、骨董品などを含む。 【詳細】日本では伝統的に現金を自宅で保管する習慣があり、日銀の推計では家庭内の現金保有額だけで約50兆円以上とされる。さらに、使われなくなった着物、貴金属、電子機器、未開封のギフトなども含めると、その総額は膨大になる。高齢化が進む日本では、遺品整理や生前整理の需要が急増しており、これらの「隠れた資産」の発掘・流通が新たなビジネス機会として注目されている。 【背景・影響】デフレ時代が長く続いた日本では、消費よりも貯蓄が美徳とされ、物を捨てずに保管する文化も相まって、こうした資産が蓄積されてきた。政府が推進する「貯蓄から投資へ」の流れや、リユース市場の拡大により、これらの眠れる資産が経済循環に戻る可能性が指摘されている。

🇺🇸asahi.com社会・生活

日本、フィンランドに「つり目」侮辱投稿への対応求める

【概要】日本政府は、フィンランドで発生したアジア人を侮辱する「つり目」ジェスチャーのSNS投稿について、フィンランド政府に適切な対応を取るよう求めていることが明らかになった。 【詳細】問題となった投稿は、アジア人の身体的特徴を揶揄する「つり目」のジェスチャーを含むもので、人種差別的な内容として国際的に批判を浴びている。日本の外務省は外交ルートを通じてフィンランド側に懸念を伝え、再発防止と適切な措置を要請したとみられる。 【背景・影響】近年、欧米を中心にアジア人に対するヘイトクライムや差別的行為が社会問題化しており、コロナ禍以降その傾向が顕著になっている。日本政府が他国に対して人種差別問題で公式に対応を求めるのは異例であり、国際社会における差別撲滅への姿勢を示すものとして注目される。

🇺🇸CNNテクノロジー

なぜ地球上で最も奇妙な海面変動が日本沖で起きているのか

【概要】CNNは、日本周辺の海域で世界でも類を見ない特異な海面変動が観測されていることを科学的視点から詳報した。この現象は気候変動の影響を受けつつも、日本特有の地質学的要因が複雑に絡み合っている。 【詳細】日本列島は4つのプレートが交差する世界でも稀な地域に位置しており、地殻変動が海面の相対的な変化に大きく影響している。東日本大震災(2011年)以降、東北沿岸部では地盤沈下により相対的な海面上昇が加速。一方で、一部地域では隆起により海面が下がっているように見える場所もある。科学者らは、こうした複雑な変動パターンが世界の他の沿岸地域では見られない日本特有の現象だと指摘している。 【背景・影響】この研究は、単純な「海面上昇」という議論では捉えきれない地域差の重要性を示している。日本の沿岸インフラ整備や防災計画において、地域ごとの精密なデータに基づく対策が求められる。

🇺🇸usnews.com政治・外交

日本政府、高官の核武装示唆発言後に非核三原則を再確認

【概要】日本政府高官が核兵器取得の可能性に言及したことを受け、日本政府は非核三原則(核を持たず、作らず、持ち込ませず)を堅持する立場を改めて表明した。 【詳細】報道によると、政府高官が日本の安全保障環境の変化を踏まえ、核武装オプションについて言及したとされる。これに対し日本政府は速やかに対応し、戦後一貫して維持してきた非核政策に変更がないことを強調した。高市早苗首相政権下においても、この基本方針は継続されることが確認された。 【背景・影響】北朝鮮の核・ミサイル開発の進展、中国の軍事力増強、そしてトランプ政権復帰後の米国の同盟政策への不透明感が、日本国内で核をめぐる議論を活発化させている背景がある。今回の発言と政府の迅速な否定は、日本の安全保障政策をめぐる緊張関係を浮き彫りにした。

🇺🇸New York Times経済・ビジネス

日銀、金利を30年ぶり最高水準に引き上げ 10年債利回りは2006年以来の2%台到達

【概要】日本銀行が政策金利を引き上げ、約30年ぶりの高水準となった。インフレ率が目標を上回る状況が続く中での決定で、長期金利の指標となる10年物国債利回りも2006年以来初めて2%に達した。 【詳細】日銀は金融政策決定会合で追加利上げを決定し、政策金利は1990年代半ば以来の水準に上昇した。背景には、消費者物価上昇率が日銀の目標である2%を継続的に上回っている状況がある。長期金利の上昇は住宅ローンや企業の借入コストに直接影響を与えるため、経済全体への波及効果が注目されている。米国をはじめとする海外主要メディアも一斉にこのニュースを報じ、日本の金融政策の歴史的転換点として位置づけている。 【背景・影響】日本は約30年にわたる超低金利政策からの脱却を進めており、今回の利上げはその重要な一歩となる。円高圧力や株式市場への影響も予想され、高市政権下での経済運営の舵取りが問われる局面を迎えている。

🇺🇸english.kyodonews.net政治・外交

首相官邸関係者「日本は核兵器を保有する必要がある」と発言

【概要】共同通信の英語版メディア「Japan Wire」によると、首相官邸の関係者が「日本は核兵器を保有する必要がある」との見解を示した。これは日本の防衛政策における歴史的な転換を示唆する重大な発言として注目を集めている。 【詳細】記事では、首相官邸筋からの発言として核保有の必要性が言及されているが、具体的な発言者名や発言の詳細な文脈については明らかにされていない。日本は戦後一貫して「非核三原則」(持たず、作らず、持ち込ませず)を国是として掲げてきたが、近年の北朝鮮の核・ミサイル開発の加速や中国の軍事力増強を背景に、安全保障環境は大きく変化している。 【背景・影響】この発言が高市早苗首相の公式見解を反映するものかは不明だが、政府内で核抑止力に関する議論が活発化している可能性を示唆している。国内外で大きな波紋を呼ぶことは必至であり、日米同盟や国際的な核不拡散体制への影響も注視される。

🇺🇸nbcnews.com社会・生活

日本人女性がAIの「彼氏」と結婚式を挙げる

【概要】日本人女性がAI(人工知能)で作られた仮想の「彼氏」と結婚式を挙げたことが、アメリカのNBCニュースで報じられた。人間とAIキャラクターとの「結婚」という新しい形の関係性が注目を集めている。 【詳細】報道によると、この女性はAIアプリやサービスを通じて作成された仮想のパートナーと交際を続け、正式な法的効力はないものの、象徴的な結婚式を挙げた。日本では以前から、アニメキャラクターやバーチャルアイドルとの「結婚証明書」を発行するサービスが存在しており、今回のケースはAI技術の進化によってさらに一歩進んだ形といえる。 【背景・影響】日本では少子高齢化や未婚率の上昇が社会問題となる中、AIやバーチャルキャラクターとの関係性を求める人々が一定数存在する。海外メディアはこうした現象を日本特有の文化として興味深く報じる傾向があり、AI技術と人間関係の未来について議論を呼んでいる。

🇺🇸tomshardware.com経済・ビジネス

ホンダ、半導体不足で中国・日本工場を一時停止へ Nexperia社内紛争の影響波及

【概要】ホンダが半導体不足を理由に、中国と日本の工場を一時的に操業停止する方針を明らかにした。この混乱は、オランダの半導体メーカーNexperia社内で続く紛争が原因とされている。 【詳細】Nexperia社は車載用半導体の主要サプライヤーの一つであり、同社内部の経営問題や株主間の対立が生産体制に影響を及ぼしている。ホンダは具体的な停止期間や影響を受ける車種について詳細を明らかにしていないが、複数の生産拠点で調整が必要になる見通し。自動車業界では2020年以降、半導体不足が慢性的な課題となっており、各メーカーはサプライチェーンの多様化を進めてきたが、依然として脆弱性が残っている。 【背景・影響】Nexperiaは中国資本の聞泰科技(Wingtech)傘下にあり、欧米との地政学的緊張も経営に影響を与えている可能性がある。ホンダにとって、中国市場での販売低迷に加えての生産停止は、業績への追加的な打撃となる恐れがある。

🇺🇸ihgplc.com経済・ビジネス

IHG、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン近くに3ブランド複合ホテル着工 ─ 同社の日本国内最大規模の新築プロジェクト

【概要】英国系大手ホテルチェーンのインターコンチネンタル・ホテルズ・グループ(IHG)が、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)近くで3つのホテルブランドを併設する大型複合施設の建設に着工した。これはIHGにとって日本国内最大規模の新築プロジェクトとなる。 【詳細】同施設には、IHGの主要ブランドが3つ入る「トリプルブランド」方式が採用される。USJというインバウンド・国内観光の両方で人気の高いテーマパーク隣接地という立地を活かし、幅広い価格帯・ニーズに対応する戦略とみられる。具体的な客室数や開業時期については、今後詳細が発表される見込み。 【背景・影響】日本では2025年の大阪・関西万博開催を控え、関西圏のホテル需要が急増している。外資系ホテルチェーンによる大型投資は、日本のインバウンド市場への強い期待を反映しており、今後も同様の開発案件が相次ぐ可能性がある。

🇺🇸phys.org社会・生活

2011年東日本大震災、地下に隠れた粘土層が巨大化の原因と研究で判明

【概要】2011年3月11日に発生した東日本大震災(マグニチュード9.0)の規模が想定を超えて巨大化した原因について、地下深くに存在する粘土層が断層の滑りを加速させたことが新たな研究で確認された。 【詳細】科学者チームによる研究では、日本海溝付近の断層面に存在するスメクタイトと呼ばれる粘土鉱物が、地震発生時に断層のすべりを促進する「潤滑剤」の役割を果たしたことが明らかになった。この粘土層は水を含むと非常に滑りやすくなる特性があり、通常であれば途中で止まるはずの断層破壊が海溝まで到達し、巨大津波を引き起こす結果となった。研究では海底掘削調査で採取したサンプルの分析が行われた。 【背景・影響】この発見は、世界各地のプレート境界型地震のリスク評価に重要な示唆を与える。同様の粘土層が存在する地域では、従来の想定を超える巨大地震が発生する可能性があり、防災計画の見直しが求められる。

🇬🇧Financial Times経済・ビジネス

日本の「タンス預金」90兆円、経済活性化の隠れた切り札になるか

【概要】英フィナンシャル・タイムズ紙が、日本の家庭に眠る巨額の「タンス預金」に注目した記事を掲載。その総額は約5800億ドル(約90兆円)に達すると報じている。 【詳細】日本では伝統的に現金を自宅で保管する習慣があり、銀行ではなく文字通り「戸棚の奥」に眠っている資産が膨大な規模に上る。超低金利政策が長期化する中、銀行に預けてもほとんど利息がつかないことから、高齢者を中心にこの傾向が続いている。新紙幣発行(2024年7月)により一部の資金が表に出てきたものの、依然として巨額の現金が家庭内に滞留している。 【背景・影響】この「眠れる資産」を消費や投資に回すことができれば、日本経済の活性化に大きく寄与する可能性がある。政府は新NISA制度などを通じて「貯蓄から投資へ」の流れを促進しているが、タンス預金の解消は依然として課題である。

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